スワップポイントが魅力!

トルコリラ/円と南アフリカランド/円

低金利の中で、高金利と言われるトルコリラ(TRY)と南アフリカランド(ZAR)への注目が高まっています。
為替相場の変動による利鞘の他に、これらの通貨ペアでポジションを買い持つことにより、スワップポイントが付与され利益を受け取れるのが魅力です。
デューカスコピー・ジャパンでは皆様のご期待に添う魅力的なスワップポイントをご提供しています。

 

基礎データ

 

  



 
トルコ共和国 南アフリカ共和国
面積
780,576平方キロメートル
(日本の約2倍)
 
122万平方キロメートル
(日本の約3.2倍)  
人口 85,279,553人
(2022年、トルコ国家統計庁) 
57,780,000人
(2018年:世銀) 
首都 アンカラ プレトリア  
民族 トルコ人(南東部を中心にクルド人,その他アルメニア人,ギリシャ人,ユダヤ人等)   黒人(79%)、白人(9.6%)、カラード(混血)(8.9%)、アジア系(2.5%)
言語 トルコ語(公用語) 英語、アフリカーンス語、バンツー諸語(ズールー語、ソト語ほか)の合計11が公用語  
金融関連  

トルコリラの近年の状況は、エルドアン大統領が、中央銀行の独立原則を無視して金融政策に強権に介入し、低金利策の維持を行うなど、国内政治の不透明性が増したことが影響してきたと思われますが、ドルの利上げに伴うドル高により、さらなるリラ安が継続している状況となっています。2021年代に1ドル=7.41リラ台でしたが、2023年には1ドル=19.00リラ台までドルが上昇しています。エルドアン大統領は「低金利により経済活動が活性化し、投資や輸出を拡大できる」という考えを実行しています。このため「トルコに新しい経済モデル(新経済プログラム:NEP)をもたらす」としましたが、いずれの目標も達成できなかったこともリラ安の要因となっています。

トルコ経済の今後の課題は、ファンダメンタルズが根本的に他国に比べ弱いので、内政政策の不透明性の継続、米国利上げの影響、ロシアウクライナ戦争によるエネルギー供給インフラコストの増加などの今後の動向に影響されやすい点があると思われます。トルコ政府は、2023年(建国100周年)までに、世界第10位の経済規模及び輸出額5,000億ドルという目標を持っています。労働生産人口が若く、銀行セクターが健全であるなどが評価される一方、更なる経済成長の実現は、産業高度化、経常赤字解消のための海外エネルギー依存低下、貯蓄率改善など構造改革推進が必要となっています。

南アフリカ準備銀行は、毎偶数月に開催する金融政策委員会で金融政策を決定し、通貨や銀行制度の管理を行っています。南アフリカの特徴は、金融資本市場が政治の影響を受けにくい点があげられます。2008年頃までは8%を超える高い金利政策を実施していましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化に対応するため継続的に金利引き下げを行った結果、3.5%まで金利が引き下げられた状況となっています。2021年11月以降インフレ率の上昇を受け、3年ぶりに0.25%の利上げを実施しました。2022年はロシアのウクライナ進行以降、世界的インフレ加速と金融引き締めに伴う資金流出懸念から11月までに計325bpの利上げを実施、足元の政策金利は7%に上昇しました。

南アフリカ準備銀行は金融政策を決定する上で消費者物価指数の前年月比上昇率(以下、インフレ率)を事前に設定した範囲内に収める「インフレ目標」を採用しています。2009年以降、目標インフレ率は3~6%となっており、足元のインフレではなく、1~2年先のインフレ率を対象にしています。新型コロナウイルス・パンデミック、ロシアのウクライナの侵攻等の影響を受け、2021年に4.5%だったインフレ率は、2022年には政府インフレ目標範囲3%~6%を上回り、6.9%を記録しました。南アフリカ準備銀行は、2021年11月以降政策金利を継続的に引き上げながらこれに対応しています。

※出典 外務省ホームページ
トルコ基礎データ
南アフリカ基礎データ

 

取引をする上での注意点:

 

・これらの通貨は日本円や米ドルに比べ、時間帯によってはマーケットでの流動性が非常に低く、指標発表等により相場が突然一方向に大きく動き出す可能性があり、スプレッドが大きく広がる可能性があります。なお、Dukascopy Bankが運営するSWFX(スイスFXマーケットプレイス)では、スイス系銀行の強みである信用力を活かし、主要銀行の他、別のECNとも繋がり、最大限の流動性を確保しています。

・政情不安があるため、戦争やテロ、暴動などのニュースに目を配る必要があります。南アフリカランドの場合は金の相場にも目を光らせましょう。相場状況によってはスワップポイントの受取額以上の為替差損が発生する可能性があります。

・近隣諸国の動向も大切です。例えばトルコの場合、欧州や中東の動きも相場に関係する場合があります。

・スワップポイントは毎日金利の動き等によって常に変わります。その国の経済指標や中央銀行の金融政策の変更により大きく変わる場合があり、受け取りから支払い、または売買共に支払いとなる場合があります。

・トルコリラ/円または南アフリカランド/円で売りポジションを持ち越した場合、スワップポイントは支払いになります。取引をする際には受け取りのスワップポイントのみならず、支払いの場合のスワップポイントも必ずチェックしましょう。

・スワップポイントは両方またはどちらか一方の国の祝祭日により通常と異なる数値になる場合があります。例えば日本の場合は年末12月31日の大晦日からお正月1月3日まで通常休みとなります。その場合、資金の受け渡しが休暇明けとなるため休みの間に資金の受け渡しが困難になることを危惧して金利が通常と異なる動きをする場合があります。

 


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