一目均衡表
日本人によって考案された
考案者である一目山人による解説本は全7巻
一般的に習得するのが難しいテクニカル指標とされています。
視覚的に判断しやすいのが特徴で
現在の相場状況が上向きであるのか下向きであるのか
方向感と強弱,横軸である「時間」に注目するという考え方がもとになっています。
時間の概念にポイントを置いた相場予測、9日・26日・52日
価格とともに相場が変化していくタイミングを示唆
買い方と売り方の均衡が崩れた方向に、相場が動くと考えられています。
エントリーポイントを見逃しにくくなるとされていて
ローソク足の支持線や抵抗線となってくれるものと考えられています。
雲は投資家たちの心理を表すものと考えられているため
雲はどのように相場が変動してほしいと考えているのかを示唆しているなどの解釈があります。
一般的に「基準線」「転換線」「雲」の3つに注目とされています。
インディケーターアイコン
Overlap Studies
(出所:当社提供)
5つのラインと雲と呼ばれる帯
基準線(基準値)=(直近26日間の最高値+最安値)÷2
過去に発生した26本のローソク足の最高値と最安値の平均を移動平均線のように描いていくライン
(出所:当社提供)
転換線(転換値)=(直近9日間の最高値+最安値) ÷2
基準線の期間を短くした過去9本分の最高値と最安値の平均で引いたライン
より短期的な動き、基準線よりも先行して動く。
方向性の転換をより早く知る、
「転換線が基準線の上にあれば強気」「転換線が基準線の下にあれば弱気」とされています。転換線に沿って上昇しているのであれば転換線がサポートライン(押し目の限界)
現在の足の終値を26本分さかのぼって過去の位置に記入
先行スパン1 (転換値+基準値)÷2⇒26日先に記入
基準線と転換線の平均
当日を含む26日先に描くもの
先行スパン2 (直近52日間の最高値+最安値)÷2⇒26日先に記入
過去52本分の最高値と最安値の平均をローソク足26本分先行させて表示
当日を含む26日先に描くもの
(出所:当社提供)
抵抗線と支持線を視覚的に捉えているもの
注目している価格帯をシンプルに見る。
雲が厚いと抵抗が強く、薄いと抵抗が弱く
トレーダーの主観によって判断するものとされています。
(出所:当社提供)
雲は先行スパンが作り出すものであるので 未来の雲とされています。
ローソク足は飛行機?
ローソク足が雲に突入したときには、トレンド転換のポイント?
発案者一目仙人は正確性を期すためには日足でのみ使うべきと述べた と言われています。
(出所:当社提供)
考え方のアイデア
雲が下にあるときには飛行機は雲に支えられる?
(出所:当社提供)
ローソク足が雲より上部にあれば上昇トレンドと見れる?
(出所:当社提供)
考え方アイデアとして
雲が上にある場合には飛行機は上昇をさえぎられてしまうように見えたりします。
(出所:当社提供)
下部にあれば下落トレンド?
雲が段々と薄くなり 雲の位置が変化してしまって予測できないこともあります。
先行スパン1と2が交差して、上下が入れ替わる地点が見られます。
(出所:当社提供)
一般的に厚い部分よりも薄い部分のほうがチャートを抜けやすくなるとされ
持ち合い相場では上雲と下雲が頻繁に入れ替わってしまうことも見受けられます。
厚い雲が上昇雲もしくは下降雲を形成したときに取引を行うと良いと思われる。
雲のなかに移動平均線がある相場には安易に手を出さないという考え方もあります。
(出所:当社提供)
考え方のアイデアとして
1つのテクニカル分析だけに依存した取引は控えたほうが良いと思われ
根拠が薄い状況では無理なエントリーを避けて、取引を見送ります。
いくつかテクニカル分析を組み合わせると、分析精度を高め
チャート分析と根拠を持ってエントリーすることができます。
そして
チャンスはいずれ訪れる、と考えます。
(出所:当社提供)