フィボナッチリトレースメント

フィボナッチリトレースメント/Fibonacci Retracement


上昇相場における押し目や下降相場における一時的な戻りの目標価格、任意の波動がどれくらい押し/戻しするかを予測するテクニカル指標です。リトレースメント(Retracement)」は、「引き戻り」の意味。     

フィボナッチ数列は、13世紀に活躍したイタリアの数学者、「レオナルド・フィボナッチ」が見出した自然数の数列で、隣り合う2つの数字を足した結果が、次の数字になるというものです。無秩序なようで、この数列は自然界によく観察されるとされています。そしてマーケットもトレーダーの総意からなる自然現象と捉えるとフィボナッチ数列の意義が考えられます。
フィボナッチ数列にさらに計算を加えて導かれる数値がフィボナッチ比率です。


最初の数列が隣り合うものを互いに割ると0.618(61.8%)に近づいて行き 次に割る数字を逆にすると1.618(161.8%)この数字は建築にも使われ、黄金比の数字と言われています。
つ隣の数字を互いに割ると0.382(38.2%)逆にすると2.618 (261.8%)、更に
つ隣の数字で互いに割ると0.236 (23.6%) 逆にすると4.236(423.6%)、また0.618の平方根0.786(78.6%)を 61.8% と100% を埋める数値として例外的に活用し これに50%と100%を加えてフィボナッチリトレースメントが構築されます。

フィボナッチ比率に基づいた水準が用いられるフィボナッチリトレースメントでは、23.6%・38.2%・61.8%・78.6%の4つが重要な数字として それぞれのラインをターゲットとして意識的にも無意識的にも認識されると考えられています。

JForexでは、

フィボナッチアイコンから ワンクリックで設定できます。


(出所:当社提供)

引き方のアイデア

  • 任意の直近の高値(安値)と安値(高値)を結んで、フィボナッチ基準線を引きます。
    期間は足に応じて当日、前日、週単位、月単位、半年、1年の期間設定が一般的です。
  • 高値や安値が更新されたら、その時点でフィボナッチリトレースメントを再設定します。
  • 一般的に最初に見るべきは38.2%ラインと考えられます。
    50%は38.2%と61.8%の中間指標として機能します。
  • 61.8%はトレンド継続と反転の注目点と考えられます。
    上位足と短期足など別な角度のパターンを引いてみます。
  • 長い時間足ほど信頼性があると考えられています。
    トレンドの伸びに合わせて引き直すことが大切です。
  • 多くの人が同じラインを見ることで親和性が高まり、それが要因となりレジスタンスラインサポートラインとして機能しやすくなると考えられています。

フィボナッチリトレースメントとボリンジャーバンドの組み合わせは、親和性が高いといわれています。

(考え方アイデアとして)

1つのテクニカル分析だけに依存するのではなく、複数のインディケーターを利用した複合的な観点でマーケットを分析。
投資判断の根拠が薄い状況では無理なエントリーを避けて、取引を見送る。
いくつかテクニカル分析を組み合わせ、分析精度を高める。
チャート分析と客観的な投資判断の材料をもってエントリーすることが重要。

 

その他のフィボナッチ系統on JForex

  • フィボナッチ扇
  • フィボナッチアーク
  • フィボナッチ円弧
  • フィボナッチタイムゾーン
  • フィボナッチエクスパンション
    Fibonacci Channel

(出所:当社提供)

(出所:当社提供)

 

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