低金利の中で、高金利と言われるトルコリラ(TRY)と南アフリカランド(ZAR)への注目が高まっています。
為替相場の変動による利鞘の他に、これらの通貨ペアでポジションを買い持つことにより、スワップポイントが付与され利益を受け取れるのが魅力です。
デューカスコピー・ジャパンでは皆様のご期待に添う魅力的なスワップポイントをご提供しています。
トルコ共和国 | 南アフリカ共和国 | |
---|---|---|
面積 | 780,576平方キロメートル(日本の約2倍) | 122万平方キロメートル(日本の約3.2倍) |
人口 | 78,741,053人(2015年,トルコ国家統計庁) | 5,400万人(人口増加率1.9%)(2014年:世銀) |
首都 | アンカラ | プレトリア |
民族 | トルコ人(南東部を中心にクルド人,その他アルメニア人,ギリシャ人,ユダヤ人等) | 黒人(79%)、白人(9.6%)、カラード(混血)(8.9%)、アジア系(2.5%) |
言語 | トルコ語(公用語) | 英語、アフリカーンス語、バンツー諸語(ズールー語、ソト語ほか)の合計11が公用語 |
金融関連 |
トルコ中央銀行(CBRT:Central Bank of the Republic of Turkey)が3年ごとに中期のインフレーションターゲットを決めています。2014年から2016年の3年間は5%となっています。インフレーションレポートは毎年1月、4月、7月と10月に発行されています。また短期金利においては毎月の金融政策決定会合(MPC; Monetary Policy Committee)において、翌日物貸し出し金利の誘導レンジの上限を決定しています。金融政策は中期的インフレーションの予測に基づいて決定しています。MPCは総裁、副総裁、理事会から選出されたメンバー、総裁から指名された人など7名で組織されています。トルコは「クローリング・ペグ」と言う為替制度で、ユーロとドルに対してトルコリラを切り下げて行く方法を取っていましたが、2001年、トルコ通貨危機で変動相場制に移行し、事実上のリラ切り下げを行いました。そして2005年これまでのトルコリラを廃止し、新しいトルコリラを発行しました。 *2016年9月以降のMPC予定日(2016年8月18日現在)9/22、10/20、11/24、12/20 |
南アフリカ中央銀行(SARB: South African Reserve Bank)は第一次世界大戦の後の財政金融を監督するために1921年に設立されました。理事会は総裁、2人の副総裁を含めた15人の理事で組織されています。公定歩合や公開市場操作、為替レートの安定化や地金の管理も行っています。ちなみに2014年の生産別出量シェアの5%、プラチナの73%を南アフリカが占めています。金融政策は二ヶ月に一回の金融政策決定会合(MPC; Monetary Policy Committee)において決定されています。インフレ・ターゲットを 採用しており、消費者物価指数(CPIX)が 3~6% の範囲内に収まることを目指しています。MPCのメンバーは総裁、3名の副総裁の他、総裁のアドバイサーなど2名を加えた6名となっています。MPCのスケジュールは年始までに決定されますが、状況によって緊急で行われる場合もあります。インフレーションなどの目標数値は持たず、状況を見ながらメンバーで話し合った上で決定しています。 *2016年9月以降のMPC予定日(2016年8月18日現在)9/20-22、11/22-24
|
※出典 外務省ホームページ
トルコ基礎データ
南アフリカ基礎データ
・これらの通貨は日本円や米ドルに比べ、時間帯によってはマーケットでの流動性が非常に低く、指標発表等により相場が突然一方向に大きく動き出す可能性があり、スプレッドが大きく広がる可能性があります。なお、Dukascopy Bankが運営するSWFX(スイスFXマーケットプレイス)では、スイス系銀行の強みである信用力を活かし、主要銀行の他、別のECNとも繋がり、最大限の流動性を確保しています。
・政情不安があるため、戦争やテロ、暴動などのニュースに目を配る必要があります。南アフリカランドの場合は金の相場にも目を光らせましょう。相場状況によってはスワップポイントの受取額以上の為替差損が発生する可能性があります。
・近隣諸国の動向も大切です。例えばトルコの場合、欧州や中東の動きも相場に関係する場合があります。
・スワップポイントは毎日金利の動き等によって常に変わります。その国の経済指標や中央銀行の金融政策の変更により大きく変わる場合があり、受け取りから支払い、または売買共に支払いとなる場合があります。
・トルコリラ/円または南アフリカランド/円で売りポジションを持ち越した場合、スワップポイントは支払いになります。取引をする際には受け取りのスワップポイントのみならず、支払いの場合のスワップポイントも必ずチェックしましょう。
・スワップポイントは両方またはどちらか一方の国の祝祭日により通常と異なる数値になる場合があります。例えば日本の場合は年末12月31日の大晦日からお正月1月3日まで通常休みとなります。その場合、資金の受け渡しが休暇明けとなるため休みの間に資金の受け渡しが困難になることを危惧して金利が通常と異なる動きをする場合があります。